外観と特徴 -Form and Function-
ボーダー・コリーは、体高より体長の方がやや長く、骨格のしっかりした体型を持ち、優雅さと俊敏さ、それに並外れたスタミナを備えています。しっかり地面を踏みしめながら歩くその様子は軽快で力強く、持久力に富んでいます。走行中でも瞬時にその速度や方向を変えることができ、長時間の作業後でも機敏な動きができることが、優れたボーダー・コリーの証しとなっています。
被毛にはスムースとラフの2種類があり、スムースタイプは全体的に短く、ラフタイプはほどよい長さでわずかにウェーブがかかっています。
見るからに聡明で、適度な警戒心があり、なおかつ知的好奇心に溢れた犬種です。
活発度 | ![]() |
必要運動量 | ![]() |
遊び好き度 | ![]() |
人なつこさ | ![]() |
犬に対する友好度 | ![]() |
他のペットに対する友好度 | ![]() |
知らない人への友好度 | ![]() |
しつけやすさ | ![]() |
番犬適性 | ![]() |
防衛能力 | ![]() |
手入れ | ![]() |
耐寒能力 | ![]() |
耐暑能力 | ![]() |
犬種プロフィール -Profile-
AKCランキング | 65 |
JKCランキング | 21 |
仲間 | 牧畜犬 |
原産地 | イングランド(イギリス) |
起源 | 19世紀 |
元来の役割 | 牧畜犬 |
現在の役割 | 牧畜犬、ハーディング競技、服従競技 |
体高(雄)インチ(cm) | 20-23(51-58) |
体重(雄)ポンド(kg) | 30-45(14-20) |
体高(雌)インチ(cm) | 18-21(46-53) |
体重(雌)ポンド(kg) | 30-45(14-20) |
JKC理想体高(雄)cm | 53 |
JKC理想体重(雄)kg | - |
JKC理想体高(雌)cm | 53より僅かに低い |
JKC理想体重(雌)kg | - |
別名 | 特になし |
歴史 -History-
1世紀以上に渡って作業能力のみを重要視しながら交配を繰り返してきたボーダー・コリーは、その成果もあって今日では、牧畜犬の中で最も優れた犬種のひとつといわれています。
19世紀のイギリスでは、牧羊・牧畜のやり方はさまざまで、それに伴っていろいろな犬種が活躍していました。その中から、元来家畜の周りを回って群れを追い立て、羊飼いの方へ誘導するといった能力に優れた犬たちが現れました。このような犬たちには騒々しいタイプが多く、時には家畜を軽く咬んだり吠えたりしながら誘導するのを常としていました。そのうちに、羊飼いたちの中で、どの犬がもっとも牧畜犬として優れているかという競い合いが始まり、1873年、最初の牧羊犬競技会が開かれることになりました。
この時の競技会に出場して目を見張る活躍を見せた「ヘンプ」という名の犬が、後のボーダー・コリーへとつながっていくことになります。ヘンプは吠えたり家畜を咬んだりせずに、目で睨みをきかせて怯えさせることで家畜を誘導させていました。この競技会での活躍によって、ヘンプは後に“ボーダー・コリーの父”といわれるようになります。
1906年になって、初めてボーダー・コリーの基準が設定されましたが、外見についての設定基準が多い他犬種とは違い、ボーダー・コリーはその作業能力だけが重視されていました。この傾向は後の品種形成に大きく関わることになります。当時は単に「牧畜犬」と呼ばれていたこの犬に、「ボーダー・コリー」という名が正式に付けられたのは1915年になってからでした。ボーダー・コリーという名は、この犬種がイングランドとスコットランドの境界(ボーダー)地方に生息していたことに由来しています。
その後、ボーダー・コリーはアメリカに持ち込まれ、優れた運動能力と高い服従能力でたちまち羊飼いたちから絶賛されるようになります。実際、「オビディエンス・トライアル(服従競技)」の中でも、優秀犬種としてその地位に君臨していたほどでした。
AKCがボーダー・コリーを「ショー・ドッグ」として正式に承認しようとした際、愛好家の中から激しい抗議が沸き起こりました。というのも、それまでボーダー・コリーは、外見よりも作業能力が重視されていた犬種の中で、非常に優れた評価を得ていた犬種だったからです。しかし、ようやく1995年にAKCによって承認され、ショーにも頻繁に出されるようになりました。
19世紀のイギリスでは、牧羊・牧畜のやり方はさまざまで、それに伴っていろいろな犬種が活躍していました。その中から、元来家畜の周りを回って群れを追い立て、羊飼いの方へ誘導するといった能力に優れた犬たちが現れました。このような犬たちには騒々しいタイプが多く、時には家畜を軽く咬んだり吠えたりしながら誘導するのを常としていました。そのうちに、羊飼いたちの中で、どの犬がもっとも牧畜犬として優れているかという競い合いが始まり、1873年、最初の牧羊犬競技会が開かれることになりました。
この時の競技会に出場して目を見張る活躍を見せた「ヘンプ」という名の犬が、後のボーダー・コリーへとつながっていくことになります。ヘンプは吠えたり家畜を咬んだりせずに、目で睨みをきかせて怯えさせることで家畜を誘導させていました。この競技会での活躍によって、ヘンプは後に“ボーダー・コリーの父”といわれるようになります。
1906年になって、初めてボーダー・コリーの基準が設定されましたが、外見についての設定基準が多い他犬種とは違い、ボーダー・コリーはその作業能力だけが重視されていました。この傾向は後の品種形成に大きく関わることになります。当時は単に「牧畜犬」と呼ばれていたこの犬に、「ボーダー・コリー」という名が正式に付けられたのは1915年になってからでした。ボーダー・コリーという名は、この犬種がイングランドとスコットランドの境界(ボーダー)地方に生息していたことに由来しています。
その後、ボーダー・コリーはアメリカに持ち込まれ、優れた運動能力と高い服従能力でたちまち羊飼いたちから絶賛されるようになります。実際、「オビディエンス・トライアル(服従競技)」の中でも、優秀犬種としてその地位に君臨していたほどでした。
AKCがボーダー・コリーを「ショー・ドッグ」として正式に承認しようとした際、愛好家の中から激しい抗議が沸き起こりました。というのも、それまでボーダー・コリーは、外見よりも作業能力が重視されていた犬種の中で、非常に優れた評価を得ていた犬種だったからです。しかし、ようやく1995年にAKCによって承認され、ショーにも頻繁に出されるようになりました。
気質 -Temperament-
ボーダー・コリーは従順で大変頭がよく、エネルギーに満ち溢れた犬種です。信頼関係を深めるためにも、毎日知的好奇心を満たすような運動をさせてあげましょう。
興味を持った他の犬や動物を、気のすむまでじっと見ていたり追いかけたりするのが好きなので、時には彼らを恐がらせてしまうといったこともあるようです。見知らぬ人に対しては一線を引いているようで、あまり自分から近づいていこうとはしません。
興味を持った他の犬や動物を、気のすむまでじっと見ていたり追いかけたりするのが好きなので、時には彼らを恐がらせてしまうといったこともあるようです。見知らぬ人に対しては一線を引いているようで、あまり自分から近づいていこうとはしません。
飼育管理 -Upkeep-
あらゆる犬種の中でも、ボーダー・コリーほど作業意欲のある犬種はいません。この犬種には、何か毎日続けられる仕事のようなもの、特に頭と体の両方を使う作業を与えるとよいでしょう。
温暖な地域からある程度涼しい地域では屋外で飼うこともできますが、やはり室内で家族と共に過ごさせる方がよいでしょう。ただ、アパートなどの狭いスペースではなく、ある程度の庭など、動き回れるスペースを確保しておくことが必要です。
また、被毛の手入れとして、週に2回はブラッシングを欠かさないようにしましょう。
温暖な地域からある程度涼しい地域では屋外で飼うこともできますが、やはり室内で家族と共に過ごさせる方がよいでしょう。ただ、アパートなどの狭いスペースではなく、ある程度の庭など、動き回れるスペースを確保しておくことが必要です。
また、被毛の手入れとして、週に2回はブラッシングを欠かさないようにしましょう。
健康 -Health-
特に気をつけたい病気 | 股関節形成不全 |
気をつけたい病気 | {水晶体脱臼、コリー眼異常}、離断性骨軟骨炎 |
たまにみられる病気 | 聴覚障害 |
しておきたい検査 | 股関節検査 |
寿命 | 10~14歳 |
内容取るのホームページ http://www.animal-planet.jp/dogguide/directory/dir02900.html
全站熱搜